サクラ、Mail Delivery SubsystemとDelivery Status Notification (Failure)と言うキーワードで検索している人は是非今回の記事は参考になるかと思います。
はじめに
gmailをサクラ経由でメールを送っている人沢山いらっしゃるかと思いますが、急にMail Delivery Subsystemと言う名前から送ったメールが返ってくるなんて事ありませんでしたか?
今回はそれの原因と対処法についてご説明させて頂きます。
注意事項
サクラのコントロールパネルに入れないと設定が出来ないので要注意です。
メールが返ってきた
2014年の3月18日辺りからクライアントに送ったメールが返ってくると言う症状が多発しました。
まずは送信者情報はこちらになります。
- 送信者
- Mail Delivery Subsystem
- メールタイトル
- Delivery Status Notification (Failure)
- メールアドレス
- mailer-daemon@googlemail.com
メールの内容は
Delivery to the following recipient failed permanently:
gmailアカウントのメールアドレス
Technical details of permanent failure:
Google tried to deliver your message, but it was rejected by the relay ドメイン名 by ドメイン名. [IPアドレス].The error that the other server returned was:
550 5.7.1 <info@ドメイン名>… Command rejected—– Original message —–
このように同じメールが返ってきた人はいらっしゃいませんか?
原因を調べてみた
返ってきたメールの一番最初の一文
Delivery to the following recipient failed permanently
ここ翻訳してみると
次の受信者への配信は永久に失敗しました
となります。
そして、次の文章
Technical details of permanent failure:
Google tried to deliver your message, but it was rejected by the relay
これを翻訳すると
永続的なエラーの技術的な詳細:
Googleはあなたのメッセージを配信しようとしましたが、それは、リレーによって拒否されました
ここで分かったのはメールの送信自体は出来るけど、受信者側に問題がありますよとの事です。
一般的に原因として考えられるのは
メールアドレスが間違っている
何度もメールのやり取りをしているのでこれは絶対にないですね。
あて先のユーザーが送信先サーバーに存在しない
相手はyahooやgmailなどフリーメールなのでこれに関しても原因とは言えませんでした。
受信者がこのメールアドレスから受信しない設定にしている
これはPC用のメールアドレスから携帯用のメールアドレスにメールを送った場合、携帯用でPCからのメールを受信しない設定にしているとこういったメールが返ってくるようです。
これも同様にいきなり設定を変えるとは思いませんでした。
ただ、これらはDelivery to the following recipient failed permanentlyとして一般的なエラー?を調べる方法のようで私の場合はこういった条件でした。
以下の条件が当てはまるのなら同じ症状
- 今までメールのやり取りをしていたのに、急に返ってくるようになった
- 返ってきたメールの内容は上記の内容と同じだ
- WEBサーバー経由で送信するとメールは送れる
- サンダーバードなどのメールソフトからもメールは送れる
- ECキューブやワードプレスなどからもメールは送る事が出来る
- gmail経由でメールを送る時のみ失敗する
もしもこれと同じ条件であればこれから紹介するやり方をすると治るかもしれませんよ!
原因はサクラのサーバー側
実はサクラ側が
国外IPアドレスからのアクセス制限
と言うのを2014年の3月13日頃から設定したらしく、これが悪さをしているようでした。
gmailからのメール=サクラが国外からのIPアドレスだと言う判断でメールを返すようにしていたのか?正直この辺りはどういった理由でなのかわ私はわからなかったのですが以下の方法をする事によって解決しました。
早速直してみましょう
サクラのコントロールパネルにログイン後
右側のメニューの下の方にある運用に便利なツール内の国外IPアドレスフィルタをクリックします。
するとデフォルトでは国外IPアドレスからのアクセス制限は有効になっているので、これを無効にチェックを入れて変更ボタンをクリックして下さい。
これだけで完了です。
一度今まで送信してもMail Delivery Subsystemで返ってくるメールアドレス宛に再度メールを送って見て下さい。
さいごに
IT業界は常に進化し続ける
私自身はプログラムやphpなどに関しては本当に弱いのでもしも何かしらのエラーが出てしまったらお手上げ状態になってしまいます。
ただ、ヒントになる情報を公開してくれている人は必ずいるんですね笑
そういった意味でも私自身も自分が困ったことや分からなかったことを丁寧に掲載していこうと改めて思いました。
自分が悩んでいる事は最低でも10人以上は同じ悩みを持っているだろうと思いますし、そういった人達のために何とかしてあげたいなと感じました。
これからも1週間に1回更新をし続けていきます。