いつもに比べて急激にECサイトの売上が落ちた時にどうして良いのかわからない・・・。そんな時に見て下さい。
はじめに
このページを見ている人は運営しているショッピングサイトの売上が急激に下がった人ではないでしょうか?
実際に私も売上が下がり、原因がわからないまま不安な日々を過ごした事があり、そういった時に調べたが参考になるサイトに出会えなかったので、誰かの参考になれば幸いです。
まず私はドロップシッピングと言う副業で去年は約6,000万ほど売上を上げました。
月で平均すると500万、一日で換算すると17万弱の売上があります。
2015年も同様、1月から4月まで順調に毎月4~600万ほど稼ぐ事が出来ていました。
ただ、5月に関しては初日からずっと一日の売上が2~3万ほどしかなく急激に売り上げが落ちてしまいました。
こういった日が10日ほど続くとさすがに精神的に辛くなってしまいました。
だって売上が急に1/5になってしまったから・・・
私のように売上が急に50%以上落ちてしまったと言う方はとても不安になってしまいますよね。
人間こういった不安な時って
- 睡眠不足が続き
- 食欲もなくなる
- 仕事の効率も落ち
こういった事が続いた結果倒れてしまうなんて事もありえます。
なので、もし急激に売り上げが下がった場合は原因を調べなければいけません。
アクセス解析を見よう
まず、売上が下がった原因をさぐる為に一番使えるツールがアクセス解析です。
もしも運営して2年以上経過しているのであれば去年の同じ月のアクセスと比較して、アクセス数に変化がないかどうかを調べてみましょう。
去年と比較する場所
- セッション数
- オーガニック検索
この2つです。
セッション数に関して
セッション数に関しては全体のアクセス数との比較になります。もしもアクセス数が急激に落ちている場合は売上が下がった原因はそれです。
なので、アクセス数を戻す努力をしなければいけません。この辺りはSEO対策に影響してくる部分なのでgoogleのアップデートの影響でしょう。
オーガニック検索に関して
次に調べないといけないのはオーガニック検索です。
これはどういったキーワードでホームページにアクセスしてきているのかを調べる時に便利です。
この時、去年と比較して特定のキーワードからのアクセスが減っている場合は、それが原因の可能性もあります。
なのでこの辺りも一度比較して下さい。
どちらにも当てはまりません
ただ、セッション数もオーガニック検索でも去年と変わらない人やむしろ伸びている人で急に売上が下がった人もいらっしゃるでしょう。
こうなってしまっては原因がわからず、先ほどのような不安な日々に戻ってしまいますよね。
また、もしショッピングサイトの運営をし始めて1年未満の方の場合、こういった事が原因で売上が下がるケースもあります。
売上が下がった原因のほとんどはこれ
私が5年ほどショッピングサイトを運営してきた中で売上が下がった原因で考えられるのはこちらです。
売れ筋商品の欠品
まず売り上げが下がった原因の一つとして考えられるのが売れ筋商品の欠品です。
当たり前っちゃ当たり前なのですが、売れ筋商品の欠品が原因で「関連商品」も売れなくなってしまいます。
例えばスーパーで
中華麺、ラーメンスープ、ラーメンの具
こういった物が並べられていた場合、中華麺が欠品してしまうと、ラーメンスープとラーメンの具も一緒に売れなくなってしまいますよね。
このように1つの商品の欠品から他の商品も売れなくなってしまうケースは沢山あります。
また、人気商品の長期欠品からリピーターが離れてしまい別のショッピングサイトの取られてしまうと言うケースもありえます。
なので人気商品が欠品してしまうと言うのは次回から起こさないようにしましょう。
ライバルの価格
次に考えられるのはライバルサイトの価格です。
もしもあなたのお店がある商品を一番安い価格で販売していた場合、ライバルがあなたよりも安い価格で販売すると急に売れなくなってしまう事もあります。
インターネット上ではリアル店舗で考えるとお店の真向かいに同じお店があるのと同じなので金額を比較するのって簡単に行えます。
ただ、色々な店舗で取り扱っているような家電などのメーカー品の場合は取扱い店舗が多すぎるので全部を調べるのが面倒な方も多くいらっしゃるので5サイトだけ調べて一番安いお店で買うと言うケースもあります。
逆にネットで調べても2~3店舗でしか取り扱っていない業務用の商品や簡単に手に入らない商品のケースだと1円の差で売れなくなってしまう事もあります。
季節的な物
ショッピングサイトを運営して最初の年はわからなかった事も多かったのですが、実は季節によって売れる時と売れない時と言うのがあります。
例えば雨具は毎月雨が降る日はありますが梅雨の季節や梅雨前の方が売上があがりますよね。
また、服で考えてもそうですよね。冬物のコートなどを専門的に取り扱っている店舗の場合は夏は売り上げが下がり、冬は売上が上がります。
私がドロップシッピングで取扱いをしている商品は理由はわかりませんが、毎年5月は売上ががくんと下がる月でした。
勿論年間通して売上が変わらない商品と言うのもありますが、もしもまだ運営して日が浅い場合は季節や月によって売上が下がると言うケースが存在するので他に原因がない場合はこういった可能性も考えられます。
長期休暇後
今回初めて経験した事ですが、2015年の5月のゴールデンウィークは有給を2日つかえば7連休とかなり長い連休になりました。
私の取り扱っているショッピングサイトの商品はサービス業の方をターゲットにしているので土日は売上は下がり、平日の方が稼いでくれます。
なので、基本的に休みに入ると売り上げが下がってしまう事を考えると五月の売上が下がる理由の一つとして連休と言うのがありました。
ただ、今回の連休は従来の休みよりも長くとる事ができたので旅行に行った人が多かったのかお金を使いすぎた印象がありました。
いつもであれば
クライアント
↓
サービス業
↓
私のサイトを利用
こういった流れがあったのですが、
クライアントが旅行などでたくさんのお金を使った事からサービスを利用する回数を減らした可能性がありました。
理由としては、いつもであれば連休中にクライアントが来て、消耗品などの補充を連休明けに発注してくれるはずが圧倒的に少なかったからです。
これも可能性の一つなだけで確実ではありませんがこういった理由もありえます。
たまたま
最後に考えられるショッピングサイトの売上がきゅうに下がった原因としては「たまたま」です。
2014年に経験した事なのですが、従来であれば10月から売上が伸び出すのですが、従来よりも伸びが弱く一昨年と比べると売り上げが30%ほど下がっていました。
この時もアクセス解析上は特に影響もありませんでしたし、連休なども関係なく正直かなり焦った記憶があります。
そこで同業他社の方とお話をする機会があったのですがこの事を話した所、その方も10月はいつもよりも売り上げが悪かったらしく、推測すると
2014年の増税の影響が10月に来たのではないかと言う考えです。
もっと色々と情報を集めればわかってくるかもしれませんが、そこまでのコミュニティを持っていないで結局わからないまま、「たまたまだろう」と言う結果になりました。
こんな時だからこそやっておきたい事
ショッピングサイト運営と言うのは基本的に待ちの仕事ですよね。
お客様からのアクセスがあり、そして注文してくれて初めて成立します。
一般的なお店であれば来店するお客様が減ったのであれば、チラシや宣伝をして少し遠い所からお客様を呼び込んだり「今出来る事」があります。
ショッピングサイトの場合はそういった事が出来ないのが唯一のデメリットでしょう。
ただ、売上が下がっている時って確実に仕事も暇になっていますよね。
そこで、暇な時ほどしないといけない事があります。
それは
- わかりやすさ
- 商品点数を増やす
この2つです。
今現在取り扱っている商品の写真や情報をもっと増やしたり、新しく取り扱う商品を充実させたりする時間が確保できます。
そうすると、もしたまたま売上が下がっただけだった場合は、売り上げが戻った時には新しく登録していた商品も売れ始める可能性があるので、より稼ぐ事が出来る可能性が十分にあります。
なので、売上が急に下がって落ち込んでしまうのは仕方がありませんが、今何が出来るのかを考えれるように気持ちを切り替えていきましょう。